「学校の授業をちゃんと聞いていたらわざわざ塾なんて行く必要がない!」
こういった考えをお持ちの親御さんもいらっしゃるかと思います。
「うちの子は塾に行っても勉強しないから行かせても無駄。」
こういってあきらめている親御さんもいらっしゃいます。
果たしてそうでしょうか?
確かに塾はお金がかかります。そのお金をかけただけの成果がないと無駄だと思われるはもっともなことだと思います。
お子様が将来の目標をもって努力し自分の意思で塾には行きたくない、勉強は必要ないと考えているのならそれを応援してあげるのが一番だと思います。
学校の授業と塾での勉強。同じようなことをしているようですが、実は違います。
学校のクラスは成績優秀な生徒も基本すら危ういお子様も一緒くたに授業を受けています。どうしても平均レベルにあわせて進めていく必要があります。
その点塾はそのお子様に合わせた指導を行うことができるので、基本が弱いというお子様にはまずは基本を徹底的に。基本は十分にできているお子様には応用問題で更なる実力アップという風にひとり一人に合わせてフォローすることができます。
ですので学校の授業と比べて圧倒的に効率的に学習できるというメリットがあります。
みなさん受験までの時間というものは同じです。できない子だけたくさん時間があるというわけではありません。できない子ほどやることが多いので効率的に学習していかないとできる子との差は縮まりません。
塾は頭のいい子、できる子が行くところというよりむしろできない子が行くべきところだと思います。
長年塾を経営してきてたしかに塾に通っても成績の上がらないお子様というのはいます。塾に通うお子様すべてを希望の進学先に合格させるというには不可能に近いというのも実感しています。
ですが、塾に通うことによって変わるお子様というのも少なからずいるというのも事実です。
入塾当時は成績もさっぱりで希望校なんて夢のまた夢というお子様が入試の春に「先生!受かったよ!」と満面の笑みで報告してくれる瞬間。これは何物にも代えがたい喜びです。
秘めた能力を埋もれさせたまま進路を決定してしまうというのは非常に残念なことだと思っています。
あの時もっとがんばっていればと後悔することがない。これがもっとも大事なことです。
多少厳しいことを言ってしまうこともありますが塾に通うお子様すべてに幸せになってもらいたい。これは穴吹ゼミを始めた当初から変わらない思いです。